消えるのが定めのような

叶うこと、ない夢を見るんだ
ただずっと綺麗でそこにあるものに手を伸ばす

時間が止まったままの写真、唇に触れたら
動いて恋が始まるなんて、おとぎ話のなかだけなのに
指先をそっと、頬を撫でるように置いてみた
それだけで胸が掴まれたように固まる
はたから見ればただの可笑しな人。
けれど、許してください、

それほどに、どうしようもなく奪われてしまったから。
例えばだけど、

声を失ってみようか
 名前をそっと呼んでみたいの
言葉をなくしてみようか
 あいしてるって叫んでみたいんだ
足を切り裂いてしまおうか
 走っていって抱きしめたい
光を奪ってみようか
 瞳にその人だけ写していたいと願う
…愛されてみたい、と。


おとぎ話のなかだけで、止まったまま
動かないで眠っておけば良かったの

手を伸ばしても掴めるのは
誰かが吐いた溜息だけだった

あなたが走るのは私のためなんかじゃない
真実は物語より残酷なんだ 滑稽な想いは増殖し続けて
ほんとに、どうしようもないほど愛してしまったね
愛した人は振り向いてなどくれるはずがない人で
真っ直ぐな瞳に私をまっすぐに写すことは無い

それでも私はまだ、夢を見る
あれほど思い描いて、けれど今でも綺麗に描けない夢…


携帯が転がった、音で、目が覚めた
深夜3時半―、

拾い上げた携帯には、優しさと見えない何かが埋め込まれた
文字が広がっている

それを探さないのは、誰の為でも無いと言う

冷えた部屋にテレビから灯りが漏れる
音が消えたブラウン管からは、誰かが泣くNEWSを告げ
また暗闇を映し出す

それに慣れてしまったのは、誰のせいでも無いと言える、?

『会いたい、』
そう震える掌で紡ぎだした文字を、見つめて消した
困ったよに苦笑いして謝る、あなたをリアルに描ける僕が、たまに嫌だった

『離れても、そばに―、…』
違うよ、それは僕じゃないよ、間違わないで
僕はここで、ずっとあなたの残り香に惑わされて彷徨っている、

確かなはずなのに、真実じゃない、

あなたは誰を探しているの、
僕は、誰を探しているの―…、

夢を見た、僅かな記憶の片隅に、残るのは、確かな人。
変わらない出で立ちで凛としてそこに居て微笑んでいたんだ

声が、出せずに、終わってしまったけれど
醒めた先に見えたのは、あなただった。

彷徨い続ける僕に、あなたは何時だって抱きしめてくれた
世界の果てまで一緒だと、泣いてくれた

なのに、こんな凍える夜更けに、暖めてくれるはずの、体温が―、届かない…。

大丈夫、大丈夫、と魔法を繰り返す
あなたがいつもしていてくれていた様に、

振り返ればもう、何度目の冬だろう、

『変わらないことの方が難しいんだよ、』
でもね、恐いんだ、僕が僕じゃなくなって、そしていつか。
諭してくれた瞳は同じで温かかったけど、未来は見えていたの?

『ありがとう―…』
酷く優しく、酷く儚い声が届いた、
抱きしめた背中は大きく、なのに頼りなくて、だけどそれが好きだったんだ

なのに、こんな寂しい夜明けに、ホットココアで迎えてくれる、笑顔が、…ぼやけた、

例えてしまうなら
あなたは幻、
僕は、それを探す旅人。

呆れたように擦り寄ってきた猫にキスを落とす
今なら、誰に嘲笑われてもキスで返してあげよう


【消えてしまったわけじゃない、だって】

【今でも待っている僕が、愛しているもん】


確かなはずなのに、真実じゃない
ならば僕の心で確実に塗り替えて行くから

消したはずのテレビが慌ててNEWSを告げる、
世界が終わるまでのタイムリミットが表示された


そして、僕は、いつもと変わらぬ動作で寝返りを打った

先に見えた携帯が、黄色いランプを照らし
優しく鳴いた―…


今なら、誰に嘲笑われても、あなたに最愛のキスをする。

あなたのそばで笑えない私を
あなたはどんな風に描いてくれているの?

百回の好きを届けて
何千数の手紙を繰り返して
まだ諦めないで

一つ一つ、大人になっていくあなたを
私のキャンパスでは小さすぎるから
あなたに似た空に大きく描いて

誰よりも想っているから

愛しい笑顔が咲き乱れ
すやすやと眠る夜に三日月が
煌めいていますように


千回の大好きと
何万通の手紙を繰り返して

あなたのそばで笑えないなら
あなたの心で笑えている、私で居るから

あなたの暖かい胸の中で
笑ってあなたを好きだといい続けている私が、
私の在り処。

熱さを増したパソコン
終わらない作業と山になっている灰皿に眩暈を覚えた

暑さも一段落した秋の始まり
微力の風に変えたてのシャンプーの匂いが鼻についた

深夜4時半
何処からかピリリリと無機質な音が聞こえた
枕元の携帯は光らない、少し休もうか…


『素直になれればいいのに』
何に、誰にとかじゃなく、理由も無く心が呟く
与えていればいつか辿り着ける気がしたのに…

『優しいね』
誰かがいつか、言ってくれた
けれどそう言うあなたが優しいんだよと、どうして言えなかった?

現実なのに非現実的な世界に居るようで
心が置き去りになる

涙は何処へ置き去りにしたんだろうか、溢れれば楽になる?
瞳に熱さを感じても押さえ込む力は必要じゃないのに

そんな時に頬を撫でてくれるはずのあなたは、どこだったっけ?

忘れたよ、忘れたさ
もうどうしようも無いから。

気付けば外は薄青く光る

『変わってしまったよね』
そう言われたのはいつの頃だっただろう
遠く、遠く昔のようで、すぐ傍にあるような記憶の声

『ごめんね』
誰に、何にとかなんじゃない、ただ溢れた感情の欠片
形の無い無造作な物は見えないから愛しいと思えるのに…


―こんな時にそっと隣に居てくれるはずのあなたは、誰だったっけ、?


例えばの話
真っ直ぐなピストルより
折曲がったナイフで願いたい

馬鹿みたい、馬鹿だろう
もうどうにも出来ないなんて、嘘なのに

【逃げてしまったのは私だ】

【だってそれが一番カンタンだったから】


非現実なのか現実なのか分からない世界に迷い込む
心が悲鳴をあげている

枕元の携帯が無機質に鳴いた、その音が
死刑宣告とも神のお告げのようにも

思えた、秋の朝――…


忘れないよ、馬鹿だからね?

少し肘をぶつけてしまった。

何となく浮かび上がる君
ぶつけたと言ったら大丈夫?って心配そうにメール
くれるんだろうなぁ、なんて考えて

口元がついつい緩んでしまっている自分に気づく
ああ、こういう時はどんな顔だろう
嬉しそうに笑ってるかな、バカみたいかな

小さな出来事でも、何でも君に一番に伝えたい
居心地が良すぎる隣は誰にも渡したくないよね

知らぬ間に君に依存している僕で
それを嬉しいという君も居る

くすぐったくてだけど、どこか不安で、大好きな関係
甘やかしてるくせに、厳しくて、優しくて冷たい
そんな君が愛しくて…

「だいすきだよ、」そう、送れば
君はどんな風に返してくれるだろう
”わたしもよ?””どうしたの急に?”

どっちでもいい、今すぐにでも君の言葉で僕を埋め尽くして
欲しいよ
ただ、君専用の着信音1つで、僕の心はいつでも晴れて…


気づかぬ間に君の事ばかり思う僕で
そんなこと言われたら、嬉しいじゃないとはにかむ君

甘酸っぱくて、何故かニガいようで、知ったから離れられない
寂しいくせに、寄り添ってこない、悔しくて困る
どんな君も守りたいよ


ねぇ、僕らはずっと一緒かな
”当たり前じゃない”君はそう、どこか寂しそうに
微笑むから、抱きしめたくなるデショ?

どんな未来なんだろう、こんな二人の結末は僕じゃ計れなくて
せつないよ
ただ、ずっとこれからも隣に、居てくれたら嬉しいのに

お互いに素直じゃないからね僕らは

大事なとこは踏み込ませないように踏み越えないように
ギリギリに距離を保って

君はいつだって脆いから、闇に踏み込んで行こうとする僕
君はいつだって賢いから、闇に消えそうになる僕を
ゆっくりと君の元へと返してくれる…

彷徨い続ける僕らだから

ちゃんと君と僕を見つめて
手を握って一緒にずっときっと。

ただ、ずっとこれからも、隣で、君の笑顔が輝きますように…
2007.04.27 詩−−−残雪

遠い街で、遅い初雪の知らせ
画面から聴こえている
振り向けば日陰に、この間の大雪の残雪

光の屈折、まぶしくて目を閉じた

あぁ、また浮かんでくるのは君で
笑えてしまうよね。

彩り揺れる君の表情にいつも心はゆらゆらと。
現実を知ってさえも、夢を描き続け
幾度となく君を愛し続けてた日々が

今となれば、少し懐かしい香り

悪戯に消えていく時間、触れては溶けてしまう雪みたい
最後の一滴が溶けるとき僕はどんな顔してる?

触れた肩に手を乗せ、ぬくもり思い出す
どれくらい気持ちぶつけたって叶わなかったけれど

どれくらい愛したかなんて今じゃきっと量れない。

でも、たぶん何度思い出しても
「大好きだった」

そう言い切れる、愛でした。


最後の最後まで、君は君で
最後まで僕は君を困らせてしまったね。

ごめんね…ありがとう。

随分時間がかかってしまった
でもこれで良かったんだよね

ねぇ、そう思うだろう?

とてもゆっくりと過ぎていった季節
たどり着いたのは、君と出会ったあの日と同じだった
やっとここまで来れたよ
遅かったよね、待たせたね

もう我慢しなくていいんだ、もう大丈夫…。


花が咲き誇り
風が優しく吹いた…春がやってくる
どんな季節が過ぎようと

たぶん、何度もこれから思い出しても
「大好きだった」

そう言い切れる、愛です…。
2006.12.30 詩−−−Two way

悲しみが降り積もった日々に、あなたは舞い降りていたのに。

ボクはそれに気付かず、知らず涙流していたんだね…
あなたの優しさは甘いね、だけど切ないね。

光探しているのに闇を求めているよう
あなたはいつから、どこを見ていた?
「綺麗だね」空が星が月が街が街灯が…
いつもボク達の空は、まっすぐだったはずなのに。

行く先が変わっていったのは、いつの頃だろう
間違ったのはボクか、あなたか。
サヨウナラと黙って見送った、あの日の影よどこへ行く。
あなたを追うことなんて出来ない
傷をつけたボクだから…

強がって泣いても、あなたが笑ってくれた
見守ってくれた、抱きしめてくれた…
ねぇ、ボクはあなたに何をしてあげれただろう。

気付いたらこんな寂しい、場所にたどり着いた
立ち止まったのはあなたか、ボクか。
「ここに居るよ」寂しさが辛さが切なさが…
あなたの存在どれほど嬉しかったことだろう。

行き先 違っても変わらない、あの頃のまま
間違ってないボクも、あなたも。
アイシテルと言って手を振った、頼りない背中に会いたい。
ボクに何かを残して去っていくね
いつものように静かに微笑んで…

急に降りだした雪が、君の面影連れてきて 何だか
どうにもできなくなってしまって 君の方に足を向けた。

どっちかなんて、わからないのに、こんな夜は君を抱きしめたい。
雲の隙間から 月が僕を照らしだした…。
何をすればいい?どうすればいい?・・・ただ隣に居たいよ
君の笑顔が見たいだけだよ・・・ただそれだけ。

雪が切なさをいつも僕の元につれてくる、なぜだろう…
雪が降り注ぐ音が聞こえる…あぁ、僕は生きているんだね。
まだ両手を広げて風を感じれない夢の中でさえも。
本当は思いっきり泣きたいんだよ、ただ出来ないんだよ…。

こんな胸が苦しいだなんて、初めてだね、ただ辛いね。

『生きる』ってこういう事?息をするってこんな苦しかったかな?
僕はいったい、どこに行くの・・・?

何もわからないけれど…ただ僕は前に進みたい。
ずっと同じ苦しみ(ところ)に、なんていられない
ほら立ち上がって歩きだそう

雪はこんな僕を包み込んでくれる、優しく暖かい君のように。
手のひらに落ちては溶けていく雪をただ見つめていた。
凍える手に息を吹きかけて、ただこの風景を眺めていた…
ただ君を想っていた

何もできない僕だけど、いつも考えているよ僕が君にできること。
こんな寒い夜空の下で君は、どんな夢を見ているの?
僕は君の夢を見ているよ

本当は隣に居たいけど、今はできないから
ただ瞳を閉じて君を思い出している…。
君を想っている、この鼓動をうまく伝えられないから
僕の心を君に全部あげよう…。

ねぇ、今度の冬は君と一緒に雪を見に行きたいな
2006.11.19 詩−−−Darling
いつもいちばんに、私の幸せを
笑顔をおもっていてくれた人よ

おもいどおりに、つたわらない思いや
届かない愛なんていくつも知ってるけど

あなたには、あなたにだけはしんじてほしいと
今でもおもうよ?

いつもいちばんに、私の悲しみを
涙をふりほどいてくれた人よ

例えようのない、くるしみばかりで
行き場なくしたとしても迷ってばかりだけど

あなたへと、あなたのそばへと帰れたのならと
ここからおもっている

あなたが、あなたの存在がこの時代に
居てくれたことを感謝する

そして、あなたと出会えたことを…心から。

このどうしようもない、想いがまだ君に
届くのならば、僕は絶え間ない愛を歌い続けるから

いつか、君の胸に届いた日には

どうかどうか…
そんな、ことしなくたっていいのにね。
どうしてだろう、あなたと居れる場所探していた

気がつけば、一緒に居た。

泣ける恋愛話も、くだらない愚痴も、寂しい過去も
あなたには、何でも話せたね…

小さな笑顔、子供みたいにイジけてみせて
私をいつでも困らせた。

つい可愛くて仕方なくて、頭撫でてしまう私に
『コドモ扱いしないでよ』って不貞腐れたね。
そこが可愛いって言うのに。

カッコつけてるくせに、ホントはカッコ悪くって
強がってるくせに、ホントは弱くって…
本物のあなたはどこだろう?
探したいな、見つけたいな…。

あなたの隣は、居心地が良過ぎて、気づかなった。
ホントはずっと側に居たい。

そんなこと言ったら、この関係崩れちゃうから
今は、お姉さんでいいよ。

いつか、あなたが居なくなったとき
きっと涙を流してしまうけれど、そんな時は思い出すね。

あなたが不器用に言ってくれた

『笑顔が似合うよ?』

馬鹿ね、殺し文句よ。


『お姉さんとしか思ってない』
馬鹿ね、素直すぎて怒る気力も悲しむ気力も失っちゃうじゃない…。